新しい駅の古い思い出

はらぺこあおむし

2010年07月18日 23:47

ただいま実家に帰省しています。


青森市では新幹線の開通へ向け
「新青森駅」の工事が急ピッチで進められています。


ずっと昔
「新青森駅」は
鄙びた無人駅でした。


いつでも人気が少なくて

錆びた階段や待合室は落書きだらけ

来る列車はローカル線が一時間半ごとに一本のみ

ホームのど真ん中には
なぜかピンク色の公衆電話が突っ立っているという

田舎にありがちなボロ駅でした。





小学校の通学路にあった「新青森駅」は

子供の恰好の遊び場でした。



昔はよく田んぼとヒマワリ畑に囲まれた「新青森駅」で

「グリコ」とか「たかおに」とかしてました。


ランドセルを背負ったみんなで

「ボロ駅なのにどこが“新”なんだこの駅は!」

とか言っていました。(失礼)





当時の自分は

十数年後の「新青森駅」が

こんな立派なところになるとは想像もしていませんでした。笑




新幹線開通に伴い


古かった小学校も
古かった踏切も
田んぼもヒマワリ畑も

今はもうなくなってしましました。






けどなくならなければ


懐かしく思い出すこともなかったかもしれませんね。