新しい駅の古い思い出
ただいま実家に帰省しています。
青森市では新幹線の開通へ向け
「新青森駅」の工事が急ピッチで進められています。
ずっと昔
「新青森駅」は
鄙びた無人駅でした。
いつでも人気が少なくて
錆びた階段や待合室は落書きだらけ
来る列車はローカル線が一時間半ごとに一本のみ
ホームのど真ん中には
なぜかピンク色の公衆電話が突っ立っているという
田舎にありがちなボロ駅でした。
小学校の通学路にあった「新青森駅」は
子供の恰好の遊び場でした。
昔はよく田んぼとヒマワリ畑に囲まれた「新青森駅」で
「グリコ」とか「たかおに」とかしてました。
ランドセルを背負ったみんなで
「ボロ駅なのにどこが“新”なんだこの駅は!」
とか言っていました。(失礼)
当時の自分は
十数年後の「新青森駅」が
こんな立派なところになるとは想像もしていませんでした。笑
新幹線開通に伴い
古かった小学校も
古かった踏切も
田んぼもヒマワリ畑も
今はもうなくなってしましました。
けどなくならなければ
懐かしく思い出すこともなかったかもしれませんね。